身近な食材がドラえもんハンドの実現に貢献している。

変形可能な球体の手、東北大はコーヒーで

 http://ja.mangareborn.jp/users/14525 https://www.eniblo.com/bvshdfgsoドラえもんのような何でもつかめるロボットハンドの開発が進んでいる。ドラえもんの手は見た目はただの球体だが、対象に合わせて変形してどんなモノでも持ててしまう。変形時の柔軟性と、つかんだ後のグリップ力を両立させている。

 魔法のように万能な機構だが、現実世界でも粉体の固化と液化を切り替えるジャミング転位現象を利用すると実現できてしまう。中身はコーヒーや白米だ。身近な食材がドラえもんハンドの実現に貢献している。

http://iralog.nosv.org/b/bvshdfgso/ http://vururu.jp/profile/14617/ 東北大学の多田隈建二郎准教授らは、コーヒー豆をひいた粉で万能ハンドを開発した。流線形のハンドがつかみたい対象に合わせて柔らかく変形する。モノをつかむ時は3ニュートンの力で変形し、つかんだら30ニュートンの力をかけても変形しない。柔らかさと堅さを10倍以上切り替えられ、柔軟性とグリップ力を両立させた。