粉体の中に人間の指のような骨格構造を組み込んだ。

金沢大はコメ製、指の骨格構造も組み込む

 金沢大学の渡辺哲陽准教授らは白米を採用した。コーヒーやビーズ、砂利と白米でジャミング転位の固液差を測り、最も差のあった白米を選んだ。渡辺准教授は「米粒の独特な形が粒と粒をロックさせる」と説明する。日本人の主食は米だけに、日本発のロボットが米でできていてもおかしくはない。

http://www.otoku47.com/author/bvshdfgso/ http://paris.jimomo.jp/user/public.html?id=15662 さらにジャミング転位に加えて、粉体の中に人間の指のような骨格構造を組み込んだ。ワイヤで指の曲げを制御し、関節ごとに仕切り弁を設け、米粒が流れないように工夫している。

 4本指のハンドとして小径ネジやペットボトルなど幅広い形状、重量のモノを持てることを確認した。1―2年で実用レベルに引き上げる。

 http://www.inupic.com/content/users/112 http://dream-share.jp/users/profile/517ドラえもんはロボット好きな少年なら誰しもが憧れる。4次元ポケットや頭脳の実現は遠いが、万能ハンドは実用化が近い。工場で流れる部品ごとにロボットハンドを交換しなくてすむため、産業ロボに応用すればインパクトは大きい。