クルマは住宅環境より狭い空間に何人も搭乗するため

もし室内用の熱交換器を比較することができれば、フィン(非常に小さい熱交換用の板)の大きさがまったく違うことに気づくだろう。クルマの部品はクルマの限られた空間に載られなければ意味のない世界。搭載できない大きさなら、いくら性能が良くても採用されない。この厳しい条件をクリアするため、クルマの熱交換器は20年間で1/3の大きさになった(エバポレータ※の場合)。

http://pepakura.info/userinfo.php?uid=1710 http://www.ft86-life.com/userinfo.php?uid=408●ではクルマのエアコンはどうして強力な能力を持っているのでしょうか?それは、住宅環境に較べ、断熱性が劣るから。夏季、日射光が入る窓ガラスの近くに長時間座る人はいないが、クルマではそういう環境で運転をしなければならないからだ。

※エバポレーター:膨張弁で減圧し低圧・低温になった冷媒で、空調風を冷却・除湿する熱交換器。クルマは住宅環境より狭い空間に何人も搭乗するため、呼気に含まれる水分で、窓が曇りやすい状態になる。これを防いで安全な視界を得るためと快適な温湿度空間をつくるために使われている。

https://workshift-sol.com/users/view/101141 http://www.mangaj.com/user-profile/1263

日本車は「25℃」、欧州車は「22℃」が温度設定の中心のため、エアコンはこの温度を基準にしておくのがおススメ。

http://www.necopic.com/content/users/52 http://e-saksak.com/userinfo.php?uid=5905●また後部座席に冷風供給したい場合、中央にあるベント吹出口を後席に向けるのが最適。車両の左右にもベント吹出口があるが、サイドウィンドウガラスに接しながら流れていくため風温は高くなり、中央よりも非効率的になる。
【豆知識2】ドライブ中の眠気の仇敵はCO2(二酸化炭素)!内気循環と外気導入に気を付けて!

●渋滞で長時間車内にいたり、内気循環のまま運転していると、車室内のCO2(二酸化炭素)濃度が高くなり、眠くなることがある。

CO2濃度はだいたい3万ppm(=3%)になると吐き気や頭痛がおき、8万ppm(=8%)になると昏睡状態になると言われているが、セダン型の車両で内気循環、4名乗車でもせいぜい4000ppm(=0.4%)くらいなので、すぐ眠くなる条件ではない。

http://msdf.jpn.org/userinfo.php?uid=1588 http://www.passerelle.or.jp/userinfo.php?uid=1455だが、快適な運転をキープするために、内気循環を使う時は、時々(30分に1回程度)外気導入をおこなうことをオススメする。ちなみに、欧州車は積極的に外気導入を使う仕様で、内気循環に設定していても、一定時間で自動的に外気導入になるものがある。

粉体の中に人間の指のような骨格構造を組み込んだ。

金沢大はコメ製、指の骨格構造も組み込む

 金沢大学の渡辺哲陽准教授らは白米を採用した。コーヒーやビーズ、砂利と白米でジャミング転位の固液差を測り、最も差のあった白米を選んだ。渡辺准教授は「米粒の独特な形が粒と粒をロックさせる」と説明する。日本人の主食は米だけに、日本発のロボットが米でできていてもおかしくはない。

http://www.otoku47.com/author/bvshdfgso/ http://paris.jimomo.jp/user/public.html?id=15662 さらにジャミング転位に加えて、粉体の中に人間の指のような骨格構造を組み込んだ。ワイヤで指の曲げを制御し、関節ごとに仕切り弁を設け、米粒が流れないように工夫している。

 4本指のハンドとして小径ネジやペットボトルなど幅広い形状、重量のモノを持てることを確認した。1―2年で実用レベルに引き上げる。

 http://www.inupic.com/content/users/112 http://dream-share.jp/users/profile/517ドラえもんはロボット好きな少年なら誰しもが憧れる。4次元ポケットや頭脳の実現は遠いが、万能ハンドは実用化が近い。工場で流れる部品ごとにロボットハンドを交換しなくてすむため、産業ロボに応用すればインパクトは大きい。

身近な食材がドラえもんハンドの実現に貢献している。

変形可能な球体の手、東北大はコーヒーで

 http://ja.mangareborn.jp/users/14525 https://www.eniblo.com/bvshdfgsoドラえもんのような何でもつかめるロボットハンドの開発が進んでいる。ドラえもんの手は見た目はただの球体だが、対象に合わせて変形してどんなモノでも持ててしまう。変形時の柔軟性と、つかんだ後のグリップ力を両立させている。

 魔法のように万能な機構だが、現実世界でも粉体の固化と液化を切り替えるジャミング転位現象を利用すると実現できてしまう。中身はコーヒーや白米だ。身近な食材がドラえもんハンドの実現に貢献している。

http://iralog.nosv.org/b/bvshdfgso/ http://vururu.jp/profile/14617/ 東北大学の多田隈建二郎准教授らは、コーヒー豆をひいた粉で万能ハンドを開発した。流線形のハンドがつかみたい対象に合わせて柔らかく変形する。モノをつかむ時は3ニュートンの力で変形し、つかんだら30ニュートンの力をかけても変形しない。柔らかさと堅さを10倍以上切り替えられ、柔軟性とグリップ力を両立させた。